続いて、十干の「乙(きのと)」について解説していきます。以下の内容を吸収していただければ自分自身を分析したり、より実践的な鑑定ができるようになると思います。
四柱推命の乙の人の特徴は?
乙のメインキーワードは「和合と強調の思考」です。
人物のイメージは「死んだと思ったが生きている」です。
乙は甲と同じ五行の「木」になります。そのため、論理的な思考をしやすい、プライドをもっていますが、やや表面化しづらく内側に秘めている印象があります。また特徴として非常に忍耐力があったり、粘り強さを持っています。もともとリーダーもできるタイプですが、コツコツ歩んで大器晩成で後年に花開くパターンやリーダーを補佐する位置で活躍する場合もみうけられます。
頑固で粘り強い性質があります。
【木】(甲乙)共通の特長 指導者、リーダー、無意識で対人関係を「君臣」のパターンでとらえている。
図 1
メインキーワードは「和合と強調の思考」です。
図 2
さらに詳しく特性を陽(活動や行動)と陰(内面や性格)から細かくみると上図のような特徴があります。
図3
さらに陰陽、実(健康な状態、波動が高い状態)、虚(病んでいる状態、波動が低い状態)の特徴を見ていくと上図のようになります。
エネルギーが大きく、元気なときの「乙」の特長
【陽(行動)】
自分の意見は言わない、周囲に気を配る、おせっかい、指示されたほうが動ける、受け身、人の意見を利用して自己主張、理解力がある
【陰(内面)】
物分かりがいい、分かち合いの精神、縁の下の力持ち、分かちあうことに喜び、衝突が嫌い、粘り強い
エネルギーが小さく、病んでいるときの「乙」の特長
【陽(行動)】
協調性が無い、人に合わせず反抗的、気配りが無い、人の集まりを避ける、決断できない
【陰(内面】
物分かりが悪い、他人を疑ったり批判する、孤立、穏やかだが反抗的、臆病、飽きっぽくなる
日干「乙」の有名人とは?
大久保利通、池田勇人、松任谷由実、井上順、江副浩正、ジョン・レノン、本田宗一郎、山中教授(ips細胞)、孫正義、貴乃花光司、和田アキ子、妻木松吉(説教強盗)、鈴木宗男、ジャイアント馬場、武藤敬司、村上龍、貴乃花光司、ココ・シャネル
つづく(次は「丙(ひのえ)」