よく、悪いことばかり考えていると
悪いことが引き寄せられると言われたりします。
これは一体どういうことなのでしょうか?
今回はこの現象についてご説明していきたいと思います。
最後まで読んでいただければ、なぜ自分には悪ことばかり続くのだろうという疑問が解決されると思います。
■ネガティブな発想が悪い現実を引き寄せる
ネガティブなことを考えていると、悪い現象が引き寄せられしまうといったことをよく耳にしますが、これは本当なのでしょうか?
それなら、逆に良いことばかり、能天気な感じで常に居続ければ、自分にとって
都合のよいことだけが起こるのでしょうか?
このことを理解するためには、私たちの脳の仕組みを知ることが必要になります。
私たち人間の脳は同時に二つの焦点を当てられないようになっています。
そのため、自分の意識したことしか「見る」ことができないのです。
例えば、目の前にあるものに焦点を合わせると、真横にあるものすら見えなくなってしまいます。
これは脳科学的には「焦点化の原則」と呼ばれています。
■妊娠すると街中に子供がやたら目につく
焦点を絞ったもの以外は存在しないということです。
例えば、犬と暮らしている人は、外出すると、散歩中の犬によく気づくと思います。
ところが犬に関心のない人には目に入ってきません。
女性が妊娠すると、街中にやたらと子供がいることに気づくといいます。
気づく=焦点が合っているということです。
このように脳は意識しているものを情報として取り込んでいるのです。
過去の悪い出来事を繰り返し考えている人が、似たようなことに遭遇してしまうのは、頭の中江、悪い出来事に焦点が合っているからです
こういう原理原則があるのです。
だから、悪いことばかりを考えていると悪い現実が引き寄せられるのです。
■立場が違うと同じ環境でも結果が変わってくる
例えばここに、リンゴが一つあったとします。画家が見ると「これを題材にデッサンしてみよう」と思うかもしれません。ビジネスマンなら「これを大量に仕入れれば、ひと儲けできるかもしれない」と思うかもしれません。化学者なら「ここから健康に役立つ成分が取り出せるかもしれない」と思うかもしれません。
つまり同じもの、同じ世界を目の前にしていても、見方が変われば結果が変わってくるのです。絶望的な世界からチャンスを取り出し、結果を出すかは、その世界を見つめている人の見方次第なのです。
この世界に何かしらのチャンスやヒントがあることを信じて、行動する人に望みは実現するのです。
■まとめ
本当に人生をよいものにしたいのなら、一体、今自分が何を考えているのかに気づく必要があります。
今、あなたの頭の中がネガティブとポジティブのどちらに焦点が合っているのか、それが大事な分岐点になりますので、よく感じることが必要です。ポジティブなものに焦点を当て続けることで、ポジティブな現象が目の前に現れ、体験することができるのです。