自給自足

引き寄せの法則と般若心経、ホログラムの関係

「般若心経(はんにゃしんきょう)」をご存じでしょうか?中身はよく知らなくても、言葉は耳にしたことがあるかもしれません。これは仏教のお経の一つなのですが、その中に有名な箇所があります。

それは「色即是空 空即是色(しきそくぜくう くうそくぜしき)」という部分です。色(しき)とは「物質」というような意味合いで、空(くう)とは意識という感じの意味です。

つまりこの箇所は、「物質はすなわち意識であり、意識はすなわち物質」という意味で、さらに大乗仏教ではこの部分を取り上げて

「一切は空であり、あらゆるものは存在せず、見せかけだけの現象に過ぎない」

と教えるのです。

この考え方が、実は引き寄せの法則と深く関係していまる。今回はそのことについて解説していきます。

■古代の聖人と現代科学の共通点

インドのサンキーヤ哲学や古代ギリシャなど、世界中の聖者や賢人といわれる人たちは、物質の根源や宇宙、心や意識について、いろいろと説いてきました。そういった思想や考え方はスピリチュアルな分野として伝わっていますが、近年になってそういったスピリチュアル的な考え方と、最新の科学分野の研究は酷似していると言わています。

その筆頭が量子力学の分野です。量子力学とは、ボーアやシュレディンガーが有名ですが、簡単にいうと物質の根源を分子から素粒子、さらに小さいクウォークなどの研究をしている分野です。核融合や原子力技術などにも応用される分野です。

■物質を究めた先にあるもの

量子力学で扱う超ミクロの世界は突き詰めると「ほぼエネルギー」で存在していると言われます。

どんどん物質の究極を追求すると、最後はエネルギーに行き着くのです。

これはどういうことなのでしょうか?

私たちが学校で習う物質の最小単位は原子です。原子は「原子核」という部分とそれを取り巻く「電子」で構成されると教えられます

ところで、この原子核の大きさをサッカーボールだとすると、電子の大きさはパチンコ玉くらいのサイズになるそうです。そしてそのボールとパチンコ玉の距離はおよそ80km離れているというのです。

つまり、物質を構成してる最小単位はスカスカの隙間だらけなのです。
これは科学者や博士が発表している内容です。

その物質とはいえない、なんともいえない場を表現する言葉が「エネルギー」なのです。

そして原子を含めた量子のミクロ世界は、物質でありつつ非物質であるという二重性を持っているとされています。詳しくは光の波動性と粒子性や観測者原理でお調べ下さい。

スカスカの世界だけど、原子核の周りを電子が高速で移動することで、あたかも物質が存在しているような錯覚を人間が受けるらしいです。


 

■引き寄せと「空」と「色」の関係

また「引き寄せの法則」はその人のもつ波動が、いろいろな現象を引き寄せていると教えます。

そしてその波動の周波数は、その人が「何を意識しているか」で変化するといわれています。思考パターンや心理状態が波動を決めているのです。

ですから、あなたの目の前に起こっていることは、あなたが意識し、信じていることに基づいたホログラムが展開して、それを五感で捉えているのです。

全ては「空」の状態なので、あなたが望む未来の状態は、それを自覚し信じることで「色」が出現するのです。「空」に意識が関与することで、それが目の前にホログラムとして展開し、「色」として、あなたが感じ取るらしいのです。

■まとめ

よい状態でも、悪い状態でも、あなたの状態が目の前の現象を生み出しています。どういう意識を持つことで、富や成功、はたまた安定をつくり出せるのか、学びが必要となりますね。