自給自足

四柱推命・占星術の鑑定のための用語①命式、五術、サイン、三区分、四元素

 


続いて、占星学について解説していきます。なぜ占星学の解説を始めるかといいますと、実生活に使える「占い」となると、実は複数の占術を組み合わて鑑定することが必要となるからです。

占星学が必要となる理由

これは中国の古典にも書いてある内容なのですが、生年月日を使った占いは大きく「命(めい)」といわれる分野の占いとなります。実は、こちらの「命」を単純に「四柱推命(=子平)」だけを使ってみるのではなく、占星学(=七政四余)、紫微斗数推命、宿曜経を合わせて4つの命の占いを融合させて人を見ていくという中国の原書もあるのです。

占いの「五術」とは?

命(めい) 生年月日から占う方法です。四柱推命、占星学、紫微斗数推命、宿曜経、インド占星学、九星気学、サビアン占星術など
卜(ぼく) 易(周易、断易、高島易など)、奇門遁甲、六壬占神など、幅広くみれば、タロット、ルーン、太占など
相(そう) 手相、人相、墓相、姓名判断、風水など
医(い) 東洋医学、鍼灸、漢方など
山(ざん) 養生(ようじょう)(食餌)、築基(ちくき)(静養法と呼吸法)、幅広くみると、、瞑想、気功など

実は「占い」を深く理解しようとすると、幅広い分野を習得する必要が出てきてしまいます。莫大な時間と費用が必要になってしまいます。

ただ、一つの分野でしか鑑定できないと、いろいろな意味で「使えない」という現実が出てきますので、最低「命」「卜」「相」の3分野のそれぞれ一つの占いをマスターすることが必要といわれています。詳細な学者的な内容は専門の方に任せるとして、かんたんに、楽に占いを使うことは、実はそんなに難しくありません。複数の占術を「合わせて使う」ということが大切です。

西洋占星術だけでなく、例えば、ホロスコープとタロットを合わせることで、占いの「問い」に対する答えが出やすくなります。信ぴょう性が上がるようにも感じますし、占者側としては語彙が増えて便利です。自分自身を観察する場合や、エンターテインメント的な面からも複数の見方ができるとより実際的になると思います。

かんたんな占星術の基礎の基礎

占星術は星を観測するところから始まっていますので、惑星や星座が出てきます。惑星は、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。こちらの10個の星を使います。

星座はよく雑誌やテレビでみかける12星座となります。(星座は占星学では「サイン」と呼びます。「星座=サイン」とお考え下さい)そして、ホロスコープと呼ばれる出生図を見て読み取っていきます。こちらも四柱推命と同じくネットなどから無料で入手できますので、探してみて下さい。

サイン(星座)の「四元素」と「三区分」

火(精神) 土(物質) 風(知性) 水(情)
活動 おひつじ ♈ やぎ ♑ てんびん ♎ かに ♋
固定 しし ♌ おうし ♉ みずがめ ♒ さそり ♏
柔軟 いて ♐ おとめ ♍ ふたご ♊ うお ♓

上の表の横軸・縦軸に並んでいるサインには共通の要素があります。

■ 横軸(三区分) ■

【活動サイン】何かをスタートさせる積極性を持っています。維持することは全般的に苦手です。じっとしていることができません。ビジネスの起業には必要な力といわれています(おひつじ、やぎ、てんびん、かに)

【固定サイン】維持することが全般的に得意です。コツコツ同じことを続けることが得意です。変化が苦手で新しく何かを始めるのは苦手です。頑固です(しし、おうし、みずがめ、さそり)

【柔軟サイン】適応能力があり、活動も維持もできる。極端さがなく温和な性質です。二つのことを同時進行できる能力があります。決断は苦手です。臨機応変な対応ができます。悪く言えば八方美人なところがあります(いて、おとめ、ふたご、うお)

■ 縦軸( 四元素)■

【火】精神的なものに価値を置きます。目に見えないものを好みます。独立、自立性があるため、人との関係もそっけない傾向があります。空想とか抽象的なものが得意なので、アイデアマンでもあります。熱意があるタイプです。具体性や現実性はありません。「力の方向⇒上に立ち上る」

【土】物質的なものに価値を置きます。実体のあるものに関心があります。質量のあるものを重視します。コツコツと積み上げるもの、大地に直接関わるものがしっくりきます。「理念」や「宗教」などの形無いものに意味を見出しにくい。「地に足をつける」のように、実生活に役立つようにアレンジするのが得意です。「力の方法⇒下に落ち着く」

【風】知性的なものに価値を置きます。知識、思考力、情報や流通、新しいものに関心があります。物事を知的に理解します。「力の方向⇒横に流れ広がる」

【水】情緒的なものに価値を置きます。愛情、友情、博愛、人間関係を大切にします。無意識に感情を重視するため大局は分からない。水商売、酒、芸能、サービス業など人間の情緒を生かせる仕事が得意です。「力の方向⇒くっつき交わる」

それぞれの惑星の特長をあらわすキーワード

詳しくは、別の記事でご紹介しますが、それぞれの惑星の特長を表すキーワードをご紹介します。

感情
水星 知性
金星 楽しい・快楽
火星 やる気・攻撃性
木星 社会との関係
土星 コツコツ・束縛
天王星 独立・変革
海王星 理想・幻想
冥王星 破壊と創造
太陽 目標・エネルギー

それぞれのサイン(星座)の特長をあらわすキーワード

詳しくは、別記事でお知らせしますが、それぞれのサインの特性をあらわすキーワードをご紹介します。

おひつじ I am 我、あり 自我
おうし I have 我、所有する 持つ
ふたご I communicate 我、伝える 伝える
かに I feel 我、感じる 感じる
しし I create 我、創造する 創造
おとめ I analyze 我、分析する 分析
てんびん I balance 我、測る 比較
さそり I desire 我、欲する 欲望
いて I understand 我、理解する 理解
やぎ I use 我、使役する 使う
みずがめ I know 我、知る 知る
うお I believe 我、信じる 信じる

 

ホロスコープを観るポイントは?

ホロスコープが手元に用意できたら、まず「太陽」がどこの「サイン」の部屋に入っているかを観ます。よくテレビなどの「牡羊座のあなたは、今日はラッキー」とかいうのは、太陽の入っている星座の部屋のことです。

次に太陽と特定の位置関係にある惑星が無いか調べます。特定の位置関係のことを「アスペクト」と言います(これは後程紹介する予定です)その後に、太陽以外にも複数が集まっている部屋があればそこの「サイン」も観ていきます。これだけでもかなり情報が出てきますので、ある程度、鑑定できるようになります。

無料で四柱推命の命式が分かるサイトはこちらをクリックして下さい。

無料でホロスコープがつくれるサイトはこちらをクリックして下さい。

↑ 以外にもいろいろサイトがありますので、自分が使いやすいと感じるサイトをお探し下さい。