占い

占いは当たるのか?四柱推命のかんたん鑑定法①

Peggychoucair / Pixabay

 

生年月日を使った占いの方法でメジャーなのが四柱推命です。
(四柱推命というのは日本独自の呼び方で、
中国や台湾では「八字」と呼ばれているものと同じです。

四柱推命の吉凶が判定される仕組みを解説する

四柱推命の理屈について、ざっくりと見ていきたいと思います。難しく理論づくめにすることもできますが、普通の人が実際に「使う」となると、シンプルな見方で充分ですので、ご安心して読みすすんで下さい。

四柱推命もいろいろな流派があり、吉凶の判定方法など何種類もあります。
今回はあるメジャーな流派の考え方を中心に解説させていただきます。

占い教室に通うと、判定方法を学ぶのに、最低半年から一年くらいはかかります。しかし根本の考え方は簡単なのです。占い教室は「商売」ですので、難しいことを説明して、知的欲求を満足させたり、長く通って欲しいので、そのようなシステムとなっているのです。こちらのブログで、紹介する内容をじっくり読んでいただければ、占い教室に通わなくても、実生活で使えるレベルの占いは十分習得していただけると思います。

時間とお金をかけても実際のところは「シンプルな幹に枝葉をつけて商売にしている」というのが実際のところですので「教室に通わないと占いをマスターできない」と悲観しなくても大丈夫です。というのも、私も占いをマスターしたくて、いろいろな教室、教材、本などに時間とお金をかけて通いましたが、「本当に使える部分は全体の一部に過ぎない」というのが投資してきた結論です。最強の方法は自分の周りの実際の人間と理論を比較してみることです。そして、それを続けていくと、本当の開運や自己実現には、占いの理論を越えたところにある、別のものが必要だと気付くと思います。

 

運命を判定する順番

四柱推命では生年月日、生まれ時間を使います。そこから「命式(めいしき)」と呼ばれるものを出していきます。アプリやネットのサイトで、よく見かけるものです。今ではスマホやネットを使えば、自分の「命式」は今は簡単に無料で手にいれることができます(ひと昔前はこの命式を出すだけでお金がかかっていました)

生まれ時間は最近の人でしたら、ほぼ正確な時間が母子手帳に記入してあるはずですので、それを探して確かめて下さい。それでもわからない場合はとりあえず、お昼の12時として命式を出して下さい。その命式でもかなり情報は得られますので安心して使って下さい。

乙丁丁己
巳未卯亥 (←こんな感じで漢字であらわされます)

その次に命式を構成する五行の強弱を出します。そして、バランスが取れた命式なのか偏った命式かを判定します。バランスがとれた命式を「内格」バランスが偏った命式を「外格」と呼びます。

ここまでくると、次に、その人にとって五行(木火土金水)それぞれに吉と凶の判定をしていきます。
五行それぞれに〇×をつけていきます。「この命式にとって火と土は〇、土と金と水は×」といった感じです。

ここでは昔からある「五行の相克」の考え方が使われます。例えば、ある命式を分析した結果「外格」と判定されたとします。(「外格」とはバランスが崩れ、特定の五行が強くなる場合を「良し」とするパターンです)

そして、その外格が、五行の「水」が最も強かったとすると、水行を強める相生関係を「良し」として、鑑定をすすめていきます。
水行が最も強い外格の場合、五行のうちまず「水」が〇と判定されます。
続いて「金」が〇と判定されます。「金が水を生じる」という、金生水の理屈から来ています。
これは、早朝など気温が下がって岩が冷やされて、岩に水滴がついたり、岩全体がしっとりしているところからきているという説があります(諸説ありですが)

そして残りの三行(木水火)は水を弱めるという理屈から×となります。これも五行理論が根拠となっています。

実は、この五行の強弱をつける部分(五行の点数計算と言ったりします)が非常にあいまい、あやふやな部分なのです。

結局、四柱推命の吉凶はここから派生するので、理論的にはここが間違うと、あとで出てくる、年回りの吉凶(今年は良い年とか、悪い年とか)、結婚してよい年とか悪いとか、誰々と相性がいいとか悪いとかの判定が、全部逆になるのです。

ですから、ここを正確に算出できるように学んだりするのですが、、、、。

そもそも、そもそもですが、良い年回り悪い年回りってあるのか、、、、。ということが問題になります。その年、その出来事が「よい悪い」というのは、結局、その人個人のとらえ方だったりするからです。結婚、就職、お金、ビジネス、人は幸せになりたくて「占い」に関心を持ちますが、本当に満足する結果にたどり着くには、実は占いの理屈は必要でなかったりするのです。

それでも、確かに人生には良い悪いは別にして「流れ」はありますし、人の特徴をつかむツールとしてとか、エンターテイメントとして「占い」は使えると思いますので、引き続き解説していきたいと思います。

その人の命式の五行の〇×(これを喜神、忌神と呼んだりします)今年は運がいいとか、悪いとかが導き出すことができるようになります。ざっくり説明するとこんな感じです。結局、個別の命式で十干に〇×をつけるのが細かい理論が必要になっていて、それを解説するために書籍や教室が出てくるのですが、実際の生活ではそれを細かく出していくことはあまり重要ではないのです。

②へ続く