街中を歩いていると、
占いの看板が目に入ってくることがあります。
今回は
「占いは当たるのか?当たらないのか?」
について書いていきたいと思います。
私は、占い研究歴30年以上のおやじです。
私が初めて占いに関心を持ち始めたのは
20歳前後だったと思います。
はじめは「これからどんな仕事をしていけばいいのだろう?」
といった疑問だったと思います。
当時は広島市内に住んでいて、そのときの広島駅の駅ビルに
鑑定してくれる人小さなブースを構えていて占いをしていました。
お金を払って鑑定してもらったのはそこが初めてでした。
60歳くらいの「占い師」っぽい雰囲気のおばさんが鑑定してくれました。
鑑定をお願いしたのは「適職」でした。
占いの項目は何種類かあり、「恋愛」「結婚」「健康」「金運」などです。
一つ選ぶと、一つにつき1000円とか2000円の追加料金がかかるシステムでした。
当時私は特に興味があったわけではありませんが、
資格試験に有利ということで
法律の勉強をしていたのですが、これから、
自分らしく、能力を発揮して生きていくのに、何を仕事にしていけばいいのか
よくわからなかったのです。
そこで、占い師に聞けばわかるかもしれない。
という単純な考えでした。
そして、そのおばちゃんの占い結果は
なんと
「パルプ産業」でした。
私は一瞬、固まってしまいました。
全く考えてもいない業種でした。
王子製紙とかそういう会社が頭に思い浮かびました。
が、そんな会社に入れるわけもなく、
それ関連の会社にかかわる仕事をしていけばいい??
という疑問が残る鑑定でした。
それから30年、パルプ産業とは関係ない人生を送ってきました。
関わっているといえば、箱ティッシュやトイレットペーパーを
消費しているといった程度です。
占いは機械的に導き出される「命式(めいしき)」と呼ばれるものを
どう解釈して伝えていくか、占い師の技量によって
当たった、外れたと、お客さんの感じ方は変わってくるでしょう。
そもそも、この世界に「正しい当たり」が
存在するのかどうかです。
「正しい」とか「当たり」というのは
とてもあいまいなものなのです。