人生にはどんなに努力しても、うまくいかないときがあります。予期せぬ事故を起こしてしまったり、体が動かなくなったり、突然病気になってしまったり、いろいろな困難が起こったりします。そこで、今回は自分の努力では、どうにもならないときに効果があるものとして、不動明王の真言(マントラ)をご紹介していきたいと思います。
不動明王とは?神様?仏様?それ以外
「不動明王」と聞くと神様なのか仏様なのか、よく知らないという方も多いと思います。不動明王様は仏様です。仏教の最高本尊に「大日如来」という仏様がいらっしゃるのですが、不動明王はその化身(けしん)と言われています。
化身とは「姿を変えた姿」つまり、同一だということです。また不動明王はヒンドゥー教の三大神の一人「シヴァ神」のことであるという人もいます。とにかく強力な存在であるのは確かだと思います。
「○○不動尊」というお寺がよくありますが、こういった呼び方をしているお寺には不動明王様がお祀りされています。目黒不動尊、高幡不動などがそうです。ビジュアルは恐ろしい感じで、怒っているような表情で、背後には炎が燃えている感じになっています。
その他、真言宗、日蓮宗、浄土宗、修験道でも拝まれている仏様です。また「護摩焚き」と言って、火を焚きながら小さな木(護摩木)をくべながら法要をしていく様子をテレビなどで見たことがあるかもしれませんが、その場合もほとんどが不動明王様を拝んでいることが多いです。
高野山などで有名な千日回峰行でも、不動明王の真言が唱えられているといいます。ですからとても昔から力のある真言として信仰されています。
どんな後利益や効果があるのか?
では不動明王の真言にはどういう効果があるのかみていきます。現世利益に効果があると言われています。
①煩悩を打ち払う
②厄除け
③立身出世
④悪霊退散
⑤国家安泰
⑥除災招福
⑦商売繁盛
これ以外にも幅広いご利益があるとされています。詳しく知りたい方、実践されたい方は、お近くのお寺など調べていただくと、護摩焚きしていただけるところ沢山あります。
具体的な不動明王の真言とは?
「不動明王の真言」とはお寺で唱えられているお経のようなもので、不動明王をおまつりしてあるお寺などで唱えられています。真言には種類がありますが、一番ポピュラーなのが「慈救呪(じくじゅ)」と言われる真言です。
【不動明王 慈救呪】
ナマク サンマンダ バ サラナン
センダ マカロシャナ
ソワタヤ ウンタラタ カンマン
となります。
『参考動画』
さらに少し長くなりますが「火界呪」という真言もあります。
【不動明王 火界呪】
ナマク サルバタタギャテイビヤク サルバモッケイビヤク
サルバタタラタ センダマカロシャナ ケン ギャーキギャーキ
サルバビギナン ウンタラタ カンマン
というものもあります。
参考動画
字面だけ見ると難しく感じますが、繰り返し唱えていると言えるようになりますので、ぜひ唱えてみてください。
更にいろいろと詳しく知りたい方はこちらの本がおすすめです。
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読むだけで不動明王から力をもらえる本
唱え方
真言のとしては、正式なものは上に紹介した「不動明王から力をもらえる本」に書いてありますので、そちらを参考にしていただきたいと思います。
とりあえず、全くの初心者の方でしたら、YouTubeの動画を見ながら一緒に10分間くらい唱えてみることをおすすめします。どの動画を選ぶかは、自分が好きな動画、しっくりくる動画など自分の感覚に照らし合わして合いそうなものを選べば大丈夫です。
動画は唱えている人によって、同じ真言でもかなり印象が違いますので、その辺りは、まずはお好みで選んで、とりあえず実践が大切ですのでやってみて下さい。
20分以上、唱えると体や心の面で変化を感じることができると思います。それを毎日、同じ時間帯に継続するとさらに何かしらの変化が現れると思います。ぜひ、どうしようも無く苦しいと思うときは、とりあえず試してみることをおすすめします。
まとめ
本格的に学びたい方は、お近くの不動尊などにお参りされるのもおすすめです。いろいろなところにありますので意外と近所にあるかもしれません。