スピリチュアル本

スピリチュアル系本を読んでみた「水は答えを知っている」江本勝著

江本勝さんが有名になったのは、かなり昔のことで二十五年くらい前だったような気がします。この人は波動を研究して有名になった人です。MRAという波動測定装置の販売権を取得して波動関連のビジネスをしていたようです。

MRAから数年後に「水は答えを知っている」の本がヒットして一躍有名人となりました。

■「水は答えを知っている」はどういう本なのか?

どういう話かというと、例えば「ありがとう」と声掛けした水の結晶はとても綺麗な形をしていて、「バカヤロー」と罵った水の結晶はくずれた形をしているといったもので、いろいろな事例が写真が掲載されつつ、いろいろと解説されているというものです。

MRAという機械は、「科学的ではない」という理由で評価は微妙なようです。水の結晶に関しても、スピリチュアルな世界はその人その人で主観によるところが左右されるため、感じ方は人それぞれということになってしまいます。

私自身はこのことを知ったときは、「へぇそうなんだ」「そうかもね」くらいにしか感じませんでした。

本書の中で一つネタバレになってしまいますが、とある神社の御神水の結晶が載っていて、それがお守りのようなお札のような形になっているのです。そういう部分は、実験者であり観測者の著者の「思い」が影響しているのではと感じてしまいました。

■量子力学の「観測者原理」から考える

量子力学という科学の一分野では、100年近く昔から「光は粒なのか、波動なのか」という問題が研究されてきました。その結果「観測者原理」というものが発見されたのですが、これは実験の結果は観測者の意識が影響を与えるということで、完全な客観的な実験結果を得るのは難しいというものでした。

ですからこの水の本に書いてあることは確かに素晴らしいですが、100%鵜呑みするのもどうかな?といったところもあります。

■毎日楽しく過ごすことの重要さを教える

ただ、人間の体も70~80%は水分だと言われていますから、感謝や嬉しい感情で過ごすのと、毎日苦しい状態やバカと言われて過ごすのでは、体の調子が変わってくることを納得するヒントにはなるかなと思います。

詳しく知りたい方はAmazonか楽天から購入してみて下さい。